チャレンジする人たちのサポートをしたい

AZXのクライアントは、スタートアップから上場企業まで幅広いですが、私自身は設立間もないベンチャー企業や、これから会社の設立をしようとしている起業家の方からのご相談を受けることが多いです。そうした自分でチャレンジしようとしている人達を1から一緒にサポートできることに日々やりがいを感じながら仕事をしています。ベンチャー支援は、ベンチャー企業の成長に伴って、自分の取扱い業務の幅も広がり、また、クライアントとの距離が近いので、直接感謝のお言葉をいただくことも多く、モチベーションにつながっています。新しいビジネスへのアドバイスは、文献や判例を調べて結果を伝えればよいというわけではなく、自らのリーガルマインドとビジネス感覚をフル活用できるという点でも大変面白いです。

「ベンチャーとは」を実感する日々

これまで多くのベンチャー企業のサポートをさせていただきましたが、中には設立当初から東証一部に上場した現在までサポートをさせていただいている企業もあります。当初は、サービスの契約書のチェックやストックオプションの発行手続などをさせていただいた企業が、その後上場し、そのストックオプションが行使されたり、他のベンチャー企業に対する買収や投資を行うようになったりと成長していくのをずっとサポートできるのは、ベンチャーサポートの醍醐味です。ベンチャー企業の成長と一緒に仕事の幅も広がり、AZXと私の弁護士キャリアも成長させていただいていますし、ベンチャーの成長に負けないようにこれからも成長していかなければと思わされます。またプライベートでも、夫がベンチャー企業を経営しており、ジェットコースターのようなベンチャー企業の様を夫の仕事から目の当たりにし、「ベンチャーとは」というものを日々実感しています。

相手を尊重し、
ビジネスに寄り添ったアドバイスを

ご相談に来る方は、法律知識がない方も大勢いらっしゃいます。私は弁護士になった当初にベンチャー企業の立ち上げに関わり、ベンチャー企業を中から見た経験もあるので、ベンチャー企業には法務の理想論や形式論ではなく、ビジネスに寄り添ったアドバイスが必要だと考えています。何よりも新しいチャレンジをしようとする起業家をとても尊敬しています。そのため、クライアントからどんな予想外の質問がきたとしても、そのビジネスが適法である限り、起業家の皆様のチャレンジ精神を尊重し、親身に相談に乗ることを心がけています。また、最近はSNSで起業家やベンチャー業界の方々とフランクに繋がることができるようになり、皆様のプライベートも含めた考え方や想い、最新のベンチャービジネスの動向を知ることができるので、日々それらに興味をもって情報収集し、できるだけ具体的に起業家のニーズにあったアドバイスができるよう心がけています。

ベンチャー業界を楽しむことが一番

AZX全体として、今後はより法分野と業界ごとの専門家を増やしていこうとしています。その中での私の役割は、これまでに培ったベンチャー業界でのネットワークを活かし、AZXとお客様を繋ぐ窓口となることだと考えています。そのために、様々なビジネスに興味を持ち、その動向を知り、広くアンテナを張るべく日々研鑽に努めています。
これからAZXに入所される皆さんも、同様にベンチャーが好きという気持ちを持っていれば、自然とベンチャーコミュニティの中で友達が増え、自ずと自分のクライアントも増えていくと思います。ベンチャー業界は若い方が多いので、若手弁護士であっても、他の企業法務よりもクライアントと年齢が近く、友達になりやすいと思います。友達だからこそ支援したいという気持ちが膨らみ、支援のやりがいも生まれます。好奇心をもち、多様性を楽しむ、ベンチャー企業の頼れるサポーターとして活躍する弁護士が一人でも増えてくれたらと思います。

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