クライアントとして出会ったAZX
私は、ロースクールの2年生(既習コース1年目)のとき、友人がベンチャーを立ち上げたのをお手伝いしたことがありました。その関係で法律相談のためにAZXを訪れたのが、AZXとの出会いでした。対応した弁護士たちが、私たちのビジネスやプロダクトの内容に純粋に興味を示していたのが印象的で、ベンチャー支援に特化した弁護士というのが一体どういう仕事なのか知りたい気持ちが強くなりました。そこで、法律相談をしてもらった流れのまま、隠し持った履歴書を唐突に提出し、サマークラークをさせて欲しい旨を打ち明けました。突然の申し出に驚かれましたが、熱意が通じたのか、翌年快くサマークラークをさせてもらえることになりました。
重要なのは、現場の「リアル」を体験すること
サマークラークでは、AZXの仕事のサイクルの中に組み込まれて、様々な案件に取り組むことができました。弁護士の仕事について話を聞くだけならばそのような機会は当時いくらでもあったので、サマークラークで重要だったのは、弁護士が現場でどのように仕事をしているかを「リアル」に体験することでした。その意味で、単なるお客さん扱いではなく、実際の案件に数多く取り組むことができたAZXのサマークラークは、当時の私にとって大変「リアル」で有意義なものでした。ベンチャー法務は仕事のサイクルが早くスピード感があるので、リサーチでも契約書のレビューでも、指導弁護士に報告すれば、すぐに不十分な箇所をこと細かく指導してもらえました。色々な案件を色々な弁護士の下で、クライアントから依頼されるところから最終アウトプットまで取り組むことができ、スピードを保ちながら細部にまで徹底してこだわる姿勢には驚きました。
サマークラークで見えた、ベンチャー支援の
プロとしての働き方
サマークラークが終わる頃には自然と、AZXで弁護士として働きたいと思うようになっていました。多種多様なベンチャービジネスについてあれこれ考えながら仕事をするのが楽しかったですし、事務所の雰囲気も、ベンチャー支援という共通目標の下、事務員さんを含めてひとつのチームという感じがして気に入りました。そして何より、皆さんもサマークラークに参加するときっと感じると思うのですが、AZXはベンチャーに特化してやってきただけあって、ベンチャー法務に関する膨大なノウハウを蓄積しており、AZXの弁護士は、弁護士としてプロであると同時に、ベンチャー支援のプロであり、そこに気概を持っていると強く感じました。
そしてベンチャー支援のプロになる
2018年1月に晴れてAZXに入所しました。予想以上にものすごい数の案件に取り組んでおり、サマークラークでの経験から想定していた「リアル」の範囲を既に超えつつありますが、同期を含めた周りの人たちにも支えられて大変充実した毎日です。事務所は若手パートナーも増え、それぞれがAZXをさらに成長させようと奮闘しており、サマークラークの頃以上に勢いを感じます。私自身、まずは先輩弁護士から多くを学んで自力を高めていくことが第一ですが、国際的な案件、地方のベンチャー支援、ものづくり関係のベンチャー等、自分の興味分野を磨いていきたいです。そしてもちろん、初めてAZXに法律相談に来た時に弁護士から感じた、クライアントの事業に関心を持つ姿勢や、起業家を純粋に応援する気持ちを失うことなく、クライアント目線で頑張りたいです。
今就職先を検討中の皆さんは、法律実務家の道にそもそもどんな選択肢が存在しているのか見えにくい面もあるかもしれません。AZXは、法律のプロでありベンチャー支援のプロでもあるという選択肢を、自信を持って提示しています。今ベンチャーに興味を持っていなくても、興味を持てそうであれば、まずはサマークラークにエントリーするところから始めてみてはいかがでしょうか。